小児科では肺炎を疑うときに胸部レントゲン検査を検討します。あるいは、頭を打撲したときには救急外来で頭部レントゲン検査、さらに頭部CT検査。耳鼻咽喉科では顔面(副鼻腔)レントゲン検査などが実施されます。撮影前には必ず検査の必要性とリスクに関する説明を行いますが、レントゲン検査への先入観(放射線被ばく)から強い不安をお感じになるご家族もいらっしゃいます。
一方、お子さま自体は特別の強い症状もなく元気に受診されても、「頭を打ったので心配だから急いでCT検査をしてください」と希望されるご家族もいらっしゃいます。必要な検査を最小限に。その検査によって得られる情報が、検査自体のリスクを大きく上回っているときのみ適応になると考えています。参考になる文献をご紹介します。
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