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A型肝炎の予防接種

  • sakakidsclinic
  • 2014年4月27日
  • 読了時間: 1分

A型肝炎の予防接種は、これまでは16歳以上にならないと受けることが出来ませんでしたが、ようやく昨年(平成25年3月)より乳幼児期(WHOでは1歳以上)にも接種が可能になりました。但し、しばらくワクチンの供給体制が十分ではなかったために、海外渡航前や特別に感染リスクの高いケース、あるいは基礎疾患があり重症化しやすい方を優先するように厚労省の指示がありました。 一般財団法人 化学及血清療法研究所 (通称 化血研)のA型肝炎ワクチン生産体制が十分に整ったことにより、やっとこの5月以降には他の予防接種同様に通常ご予約にお応えできるようになったようです。A型肝炎の感染経路は汚染食品や人の手を介しての経口感染です。約1か月の潜伏期間の後に、発熱や倦怠感と黄疸(おうだん)があらわれて発症します。軽症~中等症がほとんどですが、稀にはひどく長引いて社会復帰が遅れたり、時には劇症肝炎に陥り死亡することもある病気です。現在の日本では自然感染の機会が少なくなった60歳以下の成人を含めてほとんどA型肝炎に対する免疫がありません。ぜひ予防接種をご検討下さい。現状では任意接種(有料)で6ヶ月間で3回接種します。年齢や体格に関係なく一回接種量は0.5ml(不活化ワクチン)です。

参考資料






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