脚気(かっけ)は過去の病気で現代日本では起こりえない、とは言い切れないようです。脚気の本体は「ビタミンB1欠乏症」です。例えば、コンビニの塩おにぎりと炭酸飲料のようなものばかりを食べたり飲んだりしていると、全身の倦怠感や足のむくみ、だるさ、痺れなどから始まり、対応が遅れると動悸、息切れ等の心不全症状(脚気心)が現れ、最悪そのまま死に至る可能性も出てくる怖い病気です。侮れません。偏った食生活、過度の偏食、行き過ぎたダイエット(食事制限)などは要注意です。各種症状はビタミンB1を補充することで劇的に改善します。日本の近代医学史の中で特筆すべき大論争が繰り広げられた脚気、現代に通じる事柄もあるためここでご紹介いたします。NHK大河ドラマの「篤姫」や、民放ドラマ「JIN -仁-」でも脚気を扱った内容が放映されましたのでご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
参考資料
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